- トップページ
- 採用募集
- 後期臨床研修(専攻医):研修カリキュラムの概要
- 血液内科

血液内科
血液内科専攻医(後期研修)カリキュラム
概要
白血病や悪性リンパ腫の発生頻度は減少することなく、これらの多くは比較的特殊な治療を必要とするにもかかわらず造血器疾患治療専門施設は必ずしも多くない。また、貧血、血小板減少症などの正確な診断には専門的知識を要するが、血液内科専門医が不足しているのが実情である。
本プログラムでは、他部門医師、医療従事者とともにチーム医療を実践することのできる血液内科専門医の養成をめざすことを目的としている。

一般目標
- 社会人としての良識を備えた医師の養成をはかる。
- 内科医としての基本的知識と診療技術を習得させる。
- 血液疾患の生理、病態を理解し、正確な診断技術の習熟を指導する。
- 血液疾患の治療技術を習得するとともに、感染症対策、輸血など支持療法についても教育する。
- 学会発表、論文執筆を指導し、将来的には日本血液学会血液内科専門医取得の便宜をはかる。

入院患者数(2008年)
入院患者数 : 221件
急性白血病 34件、成人T細胞性白血病リンパ腫 11件、骨髄異形成症候群 23件、骨髄増殖性疾患 3件、悪性リンパ腫 74件、多発性骨髄腫 28件、再生不良性貧血 9件、特発性血小板減少性紫斑病 15件、その他 23件

具体的研修内容
卒後三年次
- リンパ節触診、出血傾向視診、肝脾触診ができる。
- 造血器疾患診断のために適正な検査計画を組むことができる。
- 臓器の画像検査(CT,MRI,シンチグラフィー,FDG-PET)を解読できる。
- 骨髄穿刺、生検検査ができる。
- 以下の疾患について治療ができる。
鉄欠乏性貧血、再生不良性貧血、溶血性貧血、巨赤芽球性貧血、特発性門脈圧亢進症、急性白血病、骨髄増殖性疾患(慢性骨髄性白血病、骨髄線維症、真性多血症、本態性血小板増多症)、骨髄異形成症候群、慢性リンパ性白血病、悪性リンパ腫、成人T細胞性白血病リンパ腫、血球貪食症候群、多発性骨髄腫、特発性血小板減少性紫斑病、血小板機能異常症、血友病その他凝固・線溶異常による出血傾向、播種性血管内凝固症候群、赤血球破砕症候群
卒後四・五年次
- 造血臓器および血球の構造と機能、血球産生と分化が理解できる。
- 骨髄像、骨髄病理所見を解読できる。
- 細胞表面マーカー検査、分子生物学的検査
(BCR/abl,TCR,JH,AML-1,PML/RAR-α,BCL-2,BCL-6など)が理解できる。
- 造血幹細胞移植ができる。
- エイズなどHIV感染症、2類感染症の診断と治療ができる。

研修体制
- 指導
卒後3年目は単独で主治医となるが、常に責任医と相談しながら診療にあたる。
- 卒後4,5年目は責任医あるいは指導医と組み、診療をしつつ研修医の指導にあたる。
- 外来業務は無い。
- 患者の受け持ち人数は5-10名である。
- 月に2-3回程度内科当直業務がある。

週間スケジュール
- 月曜日午前10時 責任医による総回診
- 木曜日6:00~ 症例カンファレンス
その他 2カ月に1度、県立3病院による血液症例検討会がある。

指導体制・学会施設認定
指導責任者
内科部長 内田三千彦
(日本内科学会認定内科医、日本血液学会専門医・指導医・評議員、日本輸血学会評議員)
指導医
内科医長 為金 現 (日本内科学会内科専門医、日本血液学会専門医)
日本血液学会認定研修施設
