当院は、発症間もない方に、入院および手術等、専門的な医療(急性期治療)を行う急性期病院です。安静、治療により活動性が低下すると廃用症候群(病気などで身体を動かさない状態が長く続くことによる筋力低下などの身体機能低下のこと)が起こる可能性があります。これらを予防には、可能な限り早期離床、早期リハビリテーションを行うことが大切です。
リハビリテーション科では障害や病気をもち、日常生活に支障をきたす恐れがある方に対して機能回復や能力回復を目指すことを目標に早期離床、早期リハビリテーションを推奨・実施しています。急性期治療が終了したあともリハビリテーションが必要な場合は、引き続きリハビリテーションが行えるように近隣の病院と連携をとります。特に脳卒中や大腿骨頸部骨折では長期にわたるリハビリテーションが必要であるため、「地域連携パス」を作成し近隣病院で適切かつ継続したリハビリテーションが行えるようにしています。
なお、現在は入院患者のみリハビリテーションを提供しており、原則として外来患者のリハビリテーションは行っておりません(言語聴覚療法、心臓リハビリテーションは除く)のでご了承ください。
医師 1名、理学療法士 5名(うち、心臓リハビリ専任1名)、作業療法士3名、言語聴覚士 4名、物療技師 2名、健康運動指導士 2名(心臓リハビリ担当)
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障害が残った手足あるいは動きにくい手足の筋力強化を図ったり、起き上がり、立ち上がり、歩行などの動作練習を行ったりします。
特に脳卒中や肺の術後、呼吸不全(肺の状態が悪化し、呼吸状態が悪くなること)、心臓疾患、整形外科術後(骨折や関節置換手術など)は早期リハビリテーションを行い、安静による身体機能低下を最小限にし、機能の向上を図ります。
また、病院で練習したことが家でもスムーズに行えるように、家族やケアマネージャーと連携をとり、福祉用具を使った動作の工夫や、手すりの位置や段差解消の方法などを提案したり、介助方法や自宅での運動方法の指導したり、場合によっては在宅訪問して家での安全な動き方の提案も行っています。
| 内訳: | 神経内科・脳外科領域 | 785件 |
| 整形外科領域 | 275件 | |
| 循環器領域 | 229件 | |
| 呼吸器領域 | 98件 | |
| その他 | 335件 |
急性心筋梗塞、狭心症、慢性心不全、末梢動脈閉塞性疾患、その他慢性の心大血管疾患
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作業療法は身体(からだ)や精神(こころ)に障害を持たれた方に対し、食事や着替えなど日常生活上の動作や仕事、遊びといった生活全般を自分でできるようにリハビリテーションをしています。例えば、麻痺や筋力低下にて手先が動かしにくい方(食事のときに箸やスプーンが持てない)に対し、適切な運動を行い麻痺や握力の改善を目指します。それでも握れない場合は便利な道具を用いて食べる手段を検討いたします。
150件
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脳卒中などの病気による、言葉の問題(“言葉がでにくい”、”話しづらい”など)や、認知機能の問題(”覚えられない”、”集中できない”)などで困っている方に対して検査を行って状態を把握し、適切なリハビリテーションを実施しています。
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食事のときに咳き込むことが多い、飲み込みにくいなどの問題がある方に評価を行い適切なリハビリテーションを実施しています。
また、適宜、嚥下造影検査(VF検査)で誤嚥の評価を行い、より安全に食事していただける方法を提案、指導しています。
コミュニケーションに困難を抱えているお子様、語彙数が増えないお子様などを対象に遊びを通じて症状の改善を図るリハビリテーションを外来で実施しています。お子様の困りごとやご家族の不安に寄り添いながら訓練を進めています。
ご本人やご家族に人工内耳の適応基準や特性の説明を人工内耳装用術前から行います。
術後はコミュニケーションの補助器機として最大に活用していただけるサポートを行います。
| 内訳(重複あり): | 摂食嚥下機能障害 | 454件 |
| 構音障害 | 93件 | |
| 失語症 | 32件 | |
| 高次脳機能障害 | 119件 |
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平成19年2月より、当院では心臓リハビリテーション部門を開設しました。当部門では、循環器疾患を御持ちの患者様の家庭や社会へのスムーズな復帰を援助し、患者様に病気の再発や悪化などの不安に悩ませれることなく、快適な毎日を送っていただくことを目的に運動指導・生活指導・薬物指導・栄養指導などを包括的に行っていきます。
循環器疾患をお持ちの方は、病気による症状や、長い期間の安静の影響で、運動能力や身体の調節機能が低下しているため、退院後すぐに強い活動はできません。
心臓リハビリテーションでは、循環器疾患をお持ちの患者様に運動を実施し実践します。しかし、運動することだけが心臓リハビリテーションではありません。スムーズな社会復帰や、疾患の再発および悪化の予防には、運動療法の他、食事療法や禁煙を含む生活習慣の改善が必要です。心臓リハビリテーションとは、低下した体力を取り戻し社会や職場に復帰するため、運動を含めた生活習慣の見直しと改善、病気に対する正しい知識の習得、再発を予防、生活の質を向上させるための総合プログラムです。
リハビリテーション開始時に生活習慣調査、各種検査の結果の評価、服薬指導、栄養指導、運動負荷心電図検査の結果から、患者様一人一人に合った運動処方を作成します。また、面接で運動と生活習慣に関してのアドバイスをさせて頂きます。毎回のリハビリテーションの際に運動処方に基づいた運動療法を指導しています。心臓リハビリテーションの受診にあたり、定期的に通院していただく必要がありますが、通院の頻度は患者様と相談の上で決めていきます。
以下の循環器疾患をお持ちの患者様で、心臓リハビリテーションへの参加を希望される方です。
適応疾患:心筋梗塞 狭心症 心不全 心臓手術後 大動脈疾患 閉塞性動脈硬化症
心臓リハビリテーション室にて運動療法を行います。開始時には運動負荷試験などを行い、運動能力および安全性を確認します。
入院中の患者様も、外来の患者様も、症状が安定していて、主治医の許可が得られれば、開始できます。
1回につき約1時間かけて以下のようなメニューで運動療法を行います。
*最初は軽い負荷の運動から開始し、徐々に負荷を上げていきます。
*運動の強度は一人一人の運動能力に応じて決めていきます。
※運動療法の開始にあたっては、安全かつ安心して行っていただくため、運動前に必ずメディカルチェックを行います。
運動をはじめようと考えている方に、安全に運動していただくために行う医学的評価のことをいいます。
具体的には、血液検査、安静時の心電図検査、運動負荷心電図検査、身体計測(身長・体重・ウエスト周囲径の計測など)、診察(血圧測定、触診、聴診など)、問診(自覚症状や生活習慣についてたずねます)を行い、運動しても問題のない状態であることを確認します。
これから、運動を始めようと思っている方で、自分の健康状態に今ひとつ自信がなく、運動前のメディカルチェックを受けたいという方、運動の必要性は分かっているけど、運動しようとしてもすぐに疲れて運動が継続できないという方!!
心臓リハビリテーションではそういった方の悩みを解消すべく、医師の診察に基づいた適切な運動の強さで、患者様にあった運動を、理学療法士、看護師、運動指導士が見守り、一緒に行っていきます。
また、栄養指導・薬剤指導・生活指導などを取り入れながら、包括的に患者様の健康維持・増強に努めていきます。
155件(実施延べ人数:4937名)