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眼科

診療内容・特色

最高水準の眼科医療を提供します

白内障・緑内障はもとより、網膜剥離・黄斑疾患・糖尿病網膜症などの網膜硝子体疾患では、最新の特殊機器を積極的に導入して、正確な診断と効果的な治療の実践に力を入れています。加えて、ぶどう膜炎・神経眼科・網膜変性などでも、専門性の高い眼科医療を行なっています。

高度先進医療の積極的導入をしています

加齢黄斑変性に対する光線力学的療法(PDT)や抗VEGF療法に代表される、新規治療法を積極的に導入するとともに、小切開硝子体手術用眼内内視鏡などの、新しい眼科手術機器の開発など、地域の基幹病院としての機能を果たすべく、高度な先進的医療の開発、その成果の発信に取り組んでいます。

 

黄斑円孔手術前 手術後
眼内内視鏡併用硝子体手術

症例数

  • 眼科病棟ベッド数:34床
  • 年間入院手術件数:約2000件
  • 手術では網膜硝子体疾患手術が半数近くを占めるのが特徴です

眼科の主な疾患:白内障

眼の中には凸レンズと同じ形をした水晶体という部分があり、網膜にピントを合わせる役目をしています。何らかの原因で水晶体がにごってしまった病気のことを白内障といいます。

主な症状は視力低下(かすみ目)とまぶしさです。初めは小さいものが見にくいだけですが、進行するとすりガラスを通してものを見るような感じになり、大きな文字や人の顔まで見えにくくなります。部屋の中から晴れた屋外にでたとき、まぶしく感じて見えにくいという症状で気がつくこともあります。

多くの場合両眼に発症しますが、左右の差がかなりある場合もあります。

 

左: 正常な眼:水晶体を通って、網膜にピントが合う
右: 白内障の眼:水晶体が濁っているので、光がさえぎられて見えにくくなる

 

一番の原因は加齢(年を取ること)です。60歳~70歳ぐらいになれば、程度の差はあれ白内障が生じるといわれており、80歳以上ではほぼ100%の方に生じています。早い方なら40歳代から始まることもあります。外傷(眼の打撲、刺し傷)や病気(網膜剥離、アトピー、糖尿病など)、薬の副作用(ステロイド)、放射線によって起こることもあります。水晶体内にあるタンパク質などの物質に変化が起こって生じると考えられています。

点眼薬は、この変化を防ぐのに有効だといわれていますが、一度濁った水晶体を透明にはできません。また、個人差はありますが加齢によって少しずつ進行していきます。現時点で視力を回復するために有効な治療は手術しかありません。

手術は「その人にとって見にくくなってきたとき」が、いい時期であるといわれています。一概に視力の数字だけでは決められませんが、運転をされる方なら0.7ぐらい、読書や手芸をされる方なら0.4~0.5以下になればそろそろ手術時期だと考えればよいでしょう。めったにないことですが、「白内障が他の病気を引き起こしそうになったとき」には、こちらからお勧めすることもあります。


いろいろな白内障の写真

皮質混濁 前嚢混濁 過熟白内障

白内障の手術

手術はほとんどの場合局所麻酔で行います。消毒のあと、当院では点眼麻酔(目薬による麻酔)とテノン嚢下麻酔(注射による麻酔)を行います。麻酔のせいで、手術ではほとんど痛みを感じることはありません。

最も広く行われているのは超音波乳化吸引法です。角膜と強膜(「くろめ」と「しろめ」)の境目を数mmほど切開し、水晶体を包んでいるカプセルに丸い穴を開けて、核(中身のにごった部分)などを超音波で砕いて吸い取ります。手術後には水晶体の代わりにレンズ(メガネ、コンタクトレンズ、人工レンズ)による補正が必要になりますが、最近ではほとんどの場合、人工レンズが使われています。最後に切開した場所を閉じて手術を終了します。

白内障手術は、一般には大きな合併症が少なく、安全な部類の手術といえます。正味の手術時間は大体20分~30分ぐらいです。しかし、眼の状態(散瞳しにくい、核が硬い、水晶体のカプセルが弱い、など)によっては、時間がかかることもあります。少ないとはいうものの合併症が全くないわけでもありません。

白内障が進みすぎて水晶体の核が硬くなってしまっている場合には、切開を広めにして核ごと取り出す方法(嚢外法)に切り替えることもありますし、初めから嚢外法で行うこともあります。嚢外法や嚢内法の場合は、時間が少し余分にかかります。

病気が白内障だけであれば、手術によって視力回復が期待できます。ただ、他に病気(例えば角膜混濁や網膜変性、緑内障などの病気)がある場合には、それによって低下している分の視力回復までは期待できません。個人個人で状況が異なりますので、外来受診時や手術の説明時に主治医の説明をよく聞いてください。


眼科の主な疾患:緑内障

緑内障は視神経がいたんで視野が狭くなってくる病気です。眼の中の圧力である眼圧がその人の神経が耐えられる値よりも高いために、視神経が傷害されると考えられています。眼圧が高くても神経がいたまない人もいるし、眼圧が低くても病気が進行する人もいるので、その人の神経にとって適切な眼圧に調整することが大切です。一度傷ついた神経は回復することがないため、病気が進行すれば失明の原因となります。最近では、40歳以上の20人に1人が罹患していると言われています。

 

眼は丸い形を保つために、房水という液を毛様体から分泌しています。房水は、まず虹彩と毛様体と水晶体の間の空間である後房に放出され、瞳孔を通って角膜と虹彩の間の空間である前房に出ます。前房に入った房水は、虹彩と角膜の結合部分である隅角にあるシュレム管を通過することで眼球外に排出されます。つまり、毛様体における房水の産出量と、シュレム管における房水の排出量のバランスによって眼圧は調節されています。

 

緑内障は、いろいろなタイプがあり、正確な診断とそれぞれのタイプに合った治療を行うことが大切です。例えば、隅角が急激に閉じてしまう急性閉塞隅角緑内障は、隅角が急激に閉じてしまうことが原因ですので、レーザーないしは水晶体を取ることによって閉じた隅角を開く治療をします。一方、隅角がいつも開いている開放隅角緑内障では、最初は目薬で治療し、それでも病気の進行を止めることができない場合には手術を行います。線維柱帯切開術では房水の出口を切開して、線維柱帯切除術では目の中から外へのバイパスを作り、房水を出やすくして眼圧を下げる方法です。その他にも、様々なタイプの緑内障があり、どのような治療を行うかは病気の状態によって異なりますので、まずは現在の眼の状態を精査することが重要です。


眼科の主な疾患:網膜剥離

網膜が眼球壁から剥がれてしまい、ものが見えなくなる病気です。

放置しておくと失明にいたりますので、速やかな手術が必要です。黄斑という視力を出している大切な部分が既に剥がれてしまっている時には、手術後もあまりよい視力は望めません。

 

手術には、1)眼の外から操作を加える「強膜内陥術(バックル手術)」と2)眼の中にメスをいれる「硝子体手術」があります。
「強膜内陥術(バックル手術)」では、手術前の厳重な安静が必要な事が多く、「硝子体手術」では、網膜を押し付けるために、眼の中にガスを入れて終わりますので、手術後のうつむき安静が必要です。

どちらの手術をするかは、年齢や網膜剥離の状態などによって決めます。

 

糖尿病網膜症は網膜の血管が糖尿病によりダメージを受け、血液循環が悪化していく病気です。放置すると増殖糖尿病網膜症へと進行し、網膜剥離や緑内障を合併して失明にいたることもある網膜疾患です。

当科ではまず正確な病態の把握が重要であるとの考えから、最先端の検査機器を用いて検査を進めていきます。具体的にはデジタル蛍光眼底造影検査(HRA2)や新

眼科の主な疾患:糖尿病網膜症

世代OCTなどにより、網膜虚血の進行度や黄斑浮腫の程度を明らかにします。これらの検査データに基づき、手術治療、レーザー治療、薬物治療など、個々の症例に応じた最善の方法を検討した上で治療に臨んでいます。

 

眼科の主な疾患:加齢黄斑変性

加齢黄斑変性は、網膜の中心視力を出している「黄斑」という組織に異常が起こる、高齢者に多い疾患です。症状としてはものがゆがんで見えたり、ものの大きさがちがって見えたりすることが多いです。

黄斑部に新生血管という異常な血管が生えてくる滲出型と、黄斑そのものが変性を起こす非滲出型の二つのタイプに大きく分かれます。病気の状態、活動性を調べるためにいろいろな検査をしますが、特に眼底検査と蛍光眼底造影検査が重要です。

今までは治療法があまりありませんでしたが、近年光線力学療法(PDT)や抗血管新生薬療法など新しい治療法が開発されてきています。

 

眼科の主な疾患:網膜静脈閉塞症

網膜静脈の血液の流れが何らかの原因で悪くなって、眼底出血を起こす病気です。血液の流れの状態を正確に把握するためには、蛍光眼底造影検査を行います。静脈の閉塞した場所などによって視力低下の程度はさまざまですが、網膜の中心の黄斑に腫れを起こすと極端に視力が低下します。

 

この腫れをひかせるために、眼球内外に薬剤を注射して治療することがあります。長期間にわたって血流が障害されると、眼の中に新生血管が生えてくることがあります。これらの新生血管は難治性の緑内障を引き起こしたり、硝子体出血をきたしたりすることがあります。新生血管の発生を予防するため、レーザーによる網膜光凝固を行うことがあります。

 

医療設備

手術用顕微鏡、超音波白内障手術装置、硝子体手術装置、20G・23G眼内内視鏡、眼内レーザー、手術用冷凍凝固装置、OCT(光干渉断層計)、フルオレセイン蛍光眼底撮影装置、HRA2蛍光眼底撮影装置、角膜内皮検査装置、網膜電図、視覚誘発電位測定装置、超音波診断装置、ハンフリー自動視野計、ゴールドマン視野計、前眼部撮影装置、眼底カメラ、YAGレーザー、カラーレーザー等

外来・手術写真

外来
手術

スタッフ紹介

  • 喜多 美穂里(きた みほり)
    役職 眼科部長・眼科長
    卒業年度 昭和60年
    京都大学大学卒
    資格など 京大眼科臨床教授
    日本眼科学会評議員
    日本眼科学会認定 眼科指導医
    日本眼科学会認定 眼科専門医
    PDT認定医
    兵庫県東部眼科医会理事
    尼崎市眼科医会理事
    眼科内視鏡研究会世話人
    RETINAの会世話人
    網膜硝子体手術テクノロジー研究会世話人
    医学博士
    専門分野

    網膜剥離や糖尿病網膜症などの網膜硝子体の手術が専門で、たくさんの手術をてがけます。特に、今注目の、眼内内視鏡を使った硝子体手術の先駆的役割を果たしています。スタンフォード大学留学中は、網膜剥離の研究をしていました。県尼眼科臨床フォーラムのほか、Neo Surgeon Fight Club、RETINAの会の世話人を務め、新しい情報の発信を行っています。コメディカル教育もライフワークの一つと考えており、自身の著書「おもしろ眼科看護学」(メディカ出版)を基にした教育セミナーを全国で行っています。

  • 松岡 俊行(まつおか としゆき)
    役職 眼科医長
    卒業年度 平成4年
    京都大学大学卒
    資格など 日本眼科学会認定 眼科専門医
    京都大学医学博士
    専門分野

    これまで、天理よろづ相談所病院、京都大学、ロンドン大学などで最先端の医学を学んできました。これまでの臨床、研究、治験の経験を活かして、皆様のお役に立たせて頂けたらこの上なく幸せです。自分自身が眼の手術を受けたこともあり、患者さまが安心して、安全に手術を受けられるよう常に心がけております。最高水準の手術をはじめ、あらゆる疾患に対し、地域の皆様に喜んで頂けるような医療を目指し、一層の努力をしていく所存です。

  • 王 英泰(おう ひでやす)
    役職 眼科医長
    卒業年度 平成5年
    京都大学大学卒
    資格など 日本眼科学会認定 眼科専門医
    PDT認定医
    医学博士
    専門分野

    白内障、緑内障、網膜硝子体疾患などの診療と治療全般を担当しています。糖尿病網膜症の基礎・臨床を専門とし、糖尿病網膜症の重症化防止や難治性の黄斑浮腫の克服を目指しています。治療では近年標準となりつつある低侵襲・極小切開手術を手がけ、一人でも多くの方で早期の視機能改善が達成できるよう心がけています。

  • 吉武 信(よしたけ しん)
    眼科専攻医  
    卒業年度 平成18年
    順天堂大学卒
    資格など  
    専門分野 一般眼科を担当しております。日々、患者様の診療に精一杯取り組んでいます。手術では白内障手術を主に行っています。
  • 西村 宗作(にしむら しゅうさく)
    役職 眼科専攻医
    卒業年度 平成18年
    兵庫医科大学卒
    資格など  
    専門分野

    4月より外来診療、外来手術、白内障手術等を担当しています。外来は非常に混雑しておりますが、患者様に快適に診療をうけていただくように日々邁進しております。

  • 森下 清太(もりした せいた)
    役職 眼科専攻医
    卒業年度 平成19年
    兵庫医科大学卒
    資格など  
    専門分野

    一般眼科を担当しております。白内障手術や外来手術などを中心に行っております。

  • 植村 明嘉(うえむら あきよし)
    役職 眼科非常勤医
    卒業年度 平成8年
    京都大学大学卒
    資格など 日本眼科学会認定 眼科専門医
    医学博士
    専門分野

    一般眼科診療および白内障手術を担当しております。北野病院、京都大学、神戸中央市民病院での診療経験を基に、尼崎の眼科医療に貢献させて頂く所存です。

学会認定

専門医教育病院として、日本眼科学会専門医制度教育施設の認定を受けています。

病棟のご紹介

8階東です

外来担当

  • 初診受付時間:(午前)9:00~11:30
  • ※都合により、休診もしくは担当医を変更する場合がございます。初めての方は、あらかじめ電話等でご確認ください。
  • ◎は初診のみ、★は再診のみ、◇は女性医師です。
眼科
午前 廣瀬
千原
(第1・3・5週)
平島
(第2・4週)

廣瀬
森下
植村
喜多
(地域初診も含む)
廣瀬
森下
平島
河本
森下
喜多

河本
平島
(第1・3・5週)
千原
(第2・4週)
午後 手術(全日) 河本
廣瀬

千原
手術(全日)

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外来初診受付

診療日 : 月~金曜日
受付時間 : 8時30分~11時30分
休診日 : 土曜日日曜日、祝日、
年末年始(12/29~1/3)

※診療科によりその他の休診日がありますので、詳しくは各診療科のページをご覧ください。

お問い合わせ

TEL :
06-6482-1521
FAX : 06-6482-7430(代表)
06-6482-5774(地域医療連携センター)
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