湿疹・皮膚炎、白癬から膠原病、悪性腫瘍まで、皮膚疾患全般を扱っています。特に、重症例、入院が必要または望ましい疾患、内科など他科との密接な協力が必要な疾患を中心として、診療にあたっています。
地域の医療機関との連携を重視しており、診療所では行いにくい、悪化時の入院治療や検査を重視しています。個々の状態に合わせた適切な治療を心掛けていますが、EBMを重視して治療法を選択し、インフォームドコンセントのもとに実施しています。
重点を置いているものとしては、ダーモスコープによる皮膚腫瘍の術前診断、皮膚生検による病理診断、アレルギーの原因追求のためのパッチテスト、各種皮膚潰瘍の治療、足の血行障害、神経障害のある方のフットケアがあります。
まず、ダーモスコープを用いて診断します。悪性の疑いがある場合は一部を切除(皮膚生検)し、病理組織検査を行って診断を確定します。手術は形成外科が担当しています。
高齢化の進展や糖尿病増加に伴い、足の血行障害により、切断を余儀なくされる例が増えています。潰瘍だけでなく、胼胝(たこ)、鶏眼(ウオノメ)、足白癬、爪変形も含めて総合的に治療しています。
フットケアの一環として、正しい爪の切り方を指導します。症状によっては超弾性ワイヤー(自費になります)による矯正を行います。
軽症であれば飲み薬で治療しますが、重症、ハイリスク例は入院の上で点滴治療を行います。
通常治療の他、パッチテストによる検査や免疫抑制剤などの内服治療も可能です。東洋医学科での漢方治療と併用することもできます。
当院では塗り薬、飲み薬による治療が中心で、ケミカルピーリングは行っていません。
塗り薬の他、免疫抑制剤などの飲み薬による治療も行っています。東洋医学科での漢方治療と併用することも可能です。
爪に感染している場合は飲み薬(種類により3ヶ月または6ヶ月)での治療が可能です。
広範囲円形脱毛症の特殊治療(局所免疫療法など)は行っておりません。男性型脱毛症に対するプロペシア(フィナステリド)内服治療は行っていますが、自費診療になります。
冷凍治療の他、尖圭コンジローマでは塗り薬での治療も行います。
診療は3名の常勤医が担当しています。毎日2名が外来、1名が病棟診療を担当しています。
初診、再診とも基本的には予約制となっており、待ち時間が少なくなるよう心がけています。初診、再診とも、電話で翌日以降の予約が可能です。初診の場合、かかりつけの先生から地域医療連携センターを通して予約を取ることもできます。
当日でも11時30分までに受付すれば受診できますが、待ち時間が長くなる場合があります。
ダーモスコープは、皮膚表面を拡大して観察する装置ですが、単なる虫眼鏡ではありません。
偏光レンズやエコーゼリーにより、皮膚表面角質の乱反射を除いた状態で強い光を当てて観察することで、肉眼では見えない内部の色素分布を見ることができます。
これにより、普通に見ただけでは判断の難しかった皮膚病変に対し、悪性の可能性があるのか全く心配のない良性のものなのかという判断がある程度可能になりました。
最も有用なのは手のひら、足の裏のほくろが良性か悪性(悪性黒色腫)かを診断するときです。
手のひら、足の裏には毛が生えておらず、皮溝(ひこう)という細い筋と、皮溝と皮溝の間で丘のように高くなった「皮丘(ひきゅう)」という幅の広い筋とが並んでいます。良性のほくろは、主に皮溝の部分、悪性では逆に、主に皮丘部に黒や茶色の色素が見られます。
他の場所では区別の方法がもっと複雑で難しくなりますが、良性のしみ、ほくろ、血管腫、皮下出血と悪性黒色腫、基底細胞がんを区別するのに役立つことがあります。
最近はホクロとしみといった皮膚腫瘍の診断だけでなく、足の裏のタコ、ウオノメとウイルス性いぼとの区別、ウイルス性いぼが治癒したかどうかの確認、疥癬という、肉眼では見えない小さなダニ(ヒゼンダニ)が皮膚に寄生して虫刺されのような発疹とかゆみが生じる病気の診断、爪の黒い変色が腫瘍か出血かの区別、膠原病の方の爪基部に見られる変化など、ダーモスコープの役立つ分野が拡大してきています。
当科では、まず携帯型のダーモスコープで観察し、必要な場合はカメラ付の装置で写真を撮って検討しています。
以前なら外科的に切除して診断する必要があったものでも、ダーモスコープによる観察だけですむことが珍しくありません。また、切除が必要な場合でも、事前に適切な切除範囲の決定ができることもあります。
ただし、全てがダーモスコープのみで診断できる訳ではありません。確定が難しい場合は、経過観察とするか、一部または全部を切除し、確定診断としての病理組織検査を行います。
当院では、腫瘍の手術は形成外科、ダーモスコープの検査は皮膚科が担当し、連携しあって診断・治療にあたっています。



| 役職 | 皮膚科部長・皮膚科長 |
|---|---|
| 卒業年度 | 昭和61年 |
| 資格など | 日本皮膚科学会専門医 |
| 専門分野 | 皮膚の循環障害、感染、アレルギー |
| 役職 | 皮膚科医長 |
|---|---|
| 卒業年度 | 平成16年 |
| 資格など | |
| 専門分野 | 皮膚科一般 |
| 役職 | |
|---|---|
| 卒業年度 | 平成17年 |
| 資格など | |
| 専門分野 | 皮膚科一般 |
| 皮膚科 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 |
|---|---|---|---|---|---|
| 午前 | 工藤 伊東◇ |
工藤 道上◇ |
伊東 道上◇ |
工藤 伊東◇ |
工藤 道上◇ |
午後 | 伊東◇ (予約のみ) |
道上◇ (予約のみ) |
★工藤 (予約のみ) |
ここに、皮膚科のみの説明が入ります。